マンションの非常用避難はしご、使い方知ってる?使う際の注意点は?

防災知識

地震や火災など、緊急時にマンションから避難する際に、命綱となるのが非常用避難はしごです。しかし、普段から使う機会がないため、いざという時にどのように使えばいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。マンションの非常用避難はしごの使い方を解説します。

非常用避難はしごとは?

非常用避難はしごは、マンションのベランダに取り付けられている、火災などの緊急時に建物から避難するための設備です。主に、高層階に住んでいる人や、通常の避難経路が使えない場合に利用されます。なんとなく見たこと、ありますよね。

避難はしごの種類

避難はしごには、大きく分けて以下の2種類があります。

  • はしご型: 一般的なはしごのような形状で、梯子を伸ばして降りるタイプ。
  • すべり台型: 滑り台のように滑って降りるタイプで、小さなお子さんや高齢者でも比較的簡単に避難できる。

避難はしごの使い方(はしご型を例に)

  1. 避難経路を確認する: 事前に、自分の部屋から避難梯子までの最短ルートを確認。
  2. 避難の準備をする: 火災の場合は、煙を吸い込まないように濡らしたタオルなどで口と鼻を覆い、裸足で避難。貴重品は後回しにして、まずは身の安全を確保。
  3. 避難はしごの蓋を開ける: 避難はしごの蓋には、通常、チャイルドロックがかかっています。説明書をよく読んで、正しい手順でロックを解除。
  4. はしごを伸ばす: 蓋を開けると、はしごが自動的に伸びるタイプと、手動で伸ばすタイプがあります。説明書に従って、はしごを安全に伸ばす。
  5. はしごを降りる: はしごにしっかりとつかまり、ゆっくりと降りていきます。この時、焦って足を滑らせないように注意。
  6. 安全な場所に避難する: 建物から離れた安全な場所に避難し、消防隊の指示に従いましょう。

避難はしごを使う上での注意点

  • 定期的な確認: 避難はしごの状態は、定期的に確認することが大切です。破損や不具合があれば、管理会社に連絡。
  • 練習: 実際に避難はしごを使って避難する練習をしておくことで、いざという時に慌てずにすみます。
  • 避難経路の多様化: 避難はしご以外にも、避難経路を複数確保しておくことが大切です。
  • 高層階に住んでいる場合は特に注意: 高層階に住んでいる場合は、避難に時間がかかるため、火災報知器の音に敏感になり、初期消火など、初期対応が重要です。

まとめ

非常用避難はしごは、いざという時に命を守るための大切な設備です。緊急時にパニックにならないためにも、一度ご自宅の避難はしごがどこにあるか、確認しておくのもいいですね。

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