気象庁は、2025年3月26日に、火山噴火による火山灰災害に対応するため、新たな予測情報として「火山灰警報」を導入することを決定しました。これにより、火山灰による被害を軽減するための対策が強化されます。今回は、この「火山灰警報」について、その概要、警報が出た場合の対応、注意すべきエリアなどを詳しく解説します。
火山灰警報とは?
「火山灰警報」は、大規模な噴火が発生した際に、大量に降る火山灰による災害に対応するために、気象庁が新たに導入する情報です。
- 降灰予報: 気象庁はこれまでも「降灰予報」を発表していましたが、これは火山灰の範囲と量を予測するもので、噴火前、噴火直後、噴火後の3段階で発表されます。
- 火山灰警報・注意報: 今回導入される「火山灰警報」と「火山灰注意報」は、降灰の量に応じて発表されるもので、より具体的な注意喚起を促すものです。
火山灰警報・注意報の発表基準
- 火山灰注意報: 0.1ミリ以上の降灰が予想される場合に発表されます。
- 火山灰警報: 3センチ以上の降灰が予想される場合に発表されます。
- より強い呼びかけ: 30センチ以上の降灰が予想される場合は、木造建物の倒壊など重大な被害が懸念されるため、特別な対応が求められます。
警報が出た場合どうすればいい?
火山灰警報や注意報が発表された場合は、状況に応じて適切な行動をとることが重要です。
- 屋内での安全確保: 外出を控え、屋内にとどまりましょう。窓やドアを閉め、火山灰の侵入を防ぎます。
- 呼吸器の保護: 外出する場合は、防塵マスクなどを着用し、火山灰を吸い込まないようにしましょう。
- 目の保護: ゴーグルなどを着用し、火山灰が目に入らないように保護しましょう。コンタクトレンズは外すことを推奨します。
- 交通への影響に注意: 火山灰による視界不良や道路状況の悪化に注意し、車の運転はできるだけ避けましょう。
- 情報収集: テレビ、ラジオ、インターネットなどで、気象庁や自治体の最新情報を確認しましょう。
注意すべきエリア
火山灰は、風に乗って広範囲に拡散する可能性があります。そのため、噴火が発生した火山の周辺地域だけでなく、風下にあたる地域も注意が必要です。
- 活火山周辺地域: 噴火の可能性がある活火山の周辺地域は、特に注意が必要です。
- 風下地域: 噴火時の風向きによって、火山灰が広範囲に運ばれる可能性があります。
- 広域での注意: 火山灰は、数千キロメートルも離れた地域まで到達することもあるため、広範囲で注意が必要です。
日頃からの備え
火山灰災害に備えて、日頃から以下の対策をしておくことが大切です。
- ハザードマップの確認: お住まいの地域の火山灰による影響を確認しておきましょう。
- 非常用持ち出し袋の準備: マスク、ゴーグル、雨具など、火山灰対策に必要なものを準備しておきましょう。
- 情報収集手段の確保: テレビ、ラジオ、インターネットなどで、最新の情報を入手できるようにしておきましょう。
- 避難計画の確認: 火山噴火時の避難場所や避難経路を確認しておきましょう。
気象庁の「火山灰警報」導入により、火山噴火時の防災対策が強化されます。日頃から火山灰災害に対する意識を高め、適切な備えをしておくことが大切です。
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