「脈拍」という言葉はよく耳にするけれど、実際にどうやって測るの?という方も多いのではないでしょうか。今回は、脈拍の測り方や、その際に注意すべき点などを、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
脈拍とは?
脈拍とは、心臓が血液を送り出す際に、動脈が拍動する回数のことです。1分間に何回心臓が拍動しているかを示すもので、健康状態のバロメーターの一つとして活用されます。
脈拍を測るメリット
- 健康状態の把握: 脈拍を測ることで、自分の心拍数が正常範囲内にあるかを確認できます。
- 運動効果の確認: 運動前後の脈拍を比較することで、運動効果を測ることができます。
- 病気の早期発見: 不規則な脈拍は、心臓病などの病気のサインかもしれません。
脈拍の測り方
1. 橈骨動脈(とうこつどうみゃく)で測る方法
- 場所: 手首の親指側の少し下、橈骨(とうこつ)という骨のすぐそばを触ると、脈拍を感じることができます。
- やり方:
- 手首を少し曲げ、リラックスさせます。
- 人差し指、中指、薬指の3本を橈骨動脈に軽く当てます。
- 脈拍を感じながら、1分間または15秒間数えます。
- 15秒間数えた場合は、その数を4倍して1分間の脈拍数にします。
2. 頸動脈(けいどうみゃく)で測る方法
- 場所: 首の左右にある太い血管です。
- やり方:
- 人差し指と中指を軽くあてて、脈拍を感じます。
- 強く押しすぎると呼吸が苦しくなるので注意しましょう。
注意: 頸動脈を強く押しすぎると、心臓への血流が一時的に止まり、気分が悪くなることがあるので注意が必要です。
脈拍を測る際の注意点
- 安静な状態で測る: 運動直後や興奮している状態では、脈拍数が上昇しているので、安静な状態で測りましょう。
- 同じ場所で測る: 毎回同じ場所で測ることで、正確な比較ができます。
- 左右差を確認する: 左右の手首で脈拍数を測り、左右差がないか確認しましょう。
- リラックスして測る: 緊張すると脈拍数が上がってしまうので、リラックスして測ることが大切です。
正常な脈拍数
一般的に、成人の安静時の脈拍数は、1分間に60~100回が正常範囲とされています。しかし、個人差や体調によって変動するため、一概にこれだけが正しいとは言えません。
まとめ
脈拍を測ることは、自分の健康状態を知る上でとても大切なことです。この記事を参考に、ぜひ一度試してみてください。ただし、気になる症状がある場合は、必ず医師に相談しましょう。
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