冬のドライブ、雪景色を楽しむのは素敵ですが、時に危険な状況に遭遇することも。 その一つが ホワイトアウト です。
ホワイトアウトとは、雪や霧などによって視界が真っ白になり、方向感覚や距離感がつかめなくなる現象。 一瞬で周囲の状況がわからなくなり、非常に危険な状態です。
こちらは札幌の運転などをYouTube投稿されている札幌スパローマンさんの動画ですが、慣れてない人が運転した場合を考えるとぞっとしますよね。
今回は、運転中にホワイトアウトに遭遇してしまった際の対処法について解説します。
ホワイトアウトはなぜ起こる?
ホワイトアウトは、主に以下の原因で発生します。
- 地吹雪: 強風により地面の雪が巻き上げられ、視界が悪くなる
- 降雪: 強い雪が降ると、視界が遮られる
- 霧: 霧が発生すると、視界が悪くなる
- 太陽光: 雪面からの照り返しにより、視界が白くなる
ホワイトアウトに遭遇したら?
もし運転中にホワイトアウトに遭遇してしまったら、落ち着いて 以下の手順で行動しましょう。
- ハザードランプを点灯
- 後続車に自分の車の存在を知らせることが重要です。
- 早めにハザードランプを点灯し、注意を促しましょう。
- 徐行運転
- 視界が悪い状態での走行は非常に危険です。
- 徐々に速度を落とし、時速10km程度 の徐行運転に切り替えましょう。
- 急ブレーキは避け、路面状況に合わせて慎重に運転してください。
- 安全な場所に停車
- 路肩や駐車場など、安全な場所に停車しましょう。
- ガードレールの外側など、危険な場所への停車は避けましょう。
- 停車する際は、後続車に注意し、追突されないように配慮してください。
- 状況の確認
- 車を安全な場所に停車させたら、エンジンを停止 し、状況を確認しましょう。
- ラジオやスマホなどで、最新の気象情報や道路情報を確認 しましょう。
- 窓を開けて、周囲の音や風の強さを確認 することも有効です。
- 待機 or 迂回
- ホワイトアウトが一時的なものであれば、車内で待機 し、状況が改善するのを待ちましょう。
- 長時間続く場合は、迂回ルート を検討しましょう。
- 無理に走行を続けると、事故のリスクが高まります。
ホワイトアウト時の注意点
- ハイビームは使用しない
- ハイビームは、雪や霧に反射して視界をさらに悪化させる可能性があります。
- ロービーム または フォグランプ を使用しましょう。
- むやみに車を降りない
- 車を降りると、方向感覚を失い、遭難する危険性があります。
- 車内で待機し、むやみに外に出ないように しましょう。
- 救助要請
- ホワイトアウトが長時間続き、身動きが取れない場合は、救助要請 をしましょう。
- 警察 (110番) や道路緊急ダイヤル (#9910) に連絡してください。
ホワイトアウトへの備え
- 最新の気象情報を確認
- 出発前に、最新の気象情報を確認し、ホワイトアウトが発生する可能性がある場合は、運転を控える ようにしましょう。
- 時間に余裕を持った計画
- ホワイトアウトに遭遇した場合、時間に余裕を持った計画を立てておくことが大切です。
- 遅延や迂回を考慮し、時間に余裕を持って出発しましょう。
- 冬用装備
- 冬用タイヤやチェーンを装着し、車の冬装備 を万全にしておきましょう。
- スコップや牽引ロープなども、備えておくと安心です。
- 防寒対策
- 車内で長時間待機する可能性もあるため、防寒着や毛布 などを準備しておきましょう。
- 飲料水や食料なども、備えておくと安心です。
まとめ
ホワイトアウトは、ドライバーにとって非常に危険な現象です。
しかし、落ち着いて適切な行動をとることで、リスクを軽減することができます。
今回ご紹介した内容を参考に、安全運転を心がけてくださいね。
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