天ぷら火災、パニックになる前に! 正しい消火方法と絶対NG行為

カリッと揚がった天ぷら、美味しいですよね!

でも、天ぷらを揚げている最中に、鍋から火が出てしまったら…?

想像するだけでも恐ろしいですが、 天ぷら油火災 は、家庭で起こる火災の中でも、特に被害が大きくなりやすい事故の一つです。

今回は、天ぷら鍋に火が付いた時の 正しい対処法やってはいけないNG行為 を、わかりやすく解説します。

天ぷら油火災の危険性

天ぷら油は、 発火点 が高く、 引火点 が低いという特徴があります。

  • 発火点: 物質が自然に発火する温度
  • 引火点: 物質に火がつき、燃え始める温度

つまり、天ぷら油は、 一度火がつくと燃え広がりやすく消火が難しい 危険な物質なのです。

また、天ぷら油に水をかけてしまうと、 水蒸気爆発 を起こし、火のついた油が飛び散り、 大やけど を負ってしまう危険性もあります。

天ぷら鍋に火が付いたら… 正しい消火方法

  1. 火を消す: まずは、 コンロの火を消しましょう
    • ガスコンロの場合は、 元栓 も閉めましょう。
  2. 鍋に蓋をする: 鍋にピッタリ合う蓋 があれば、 手前から奥 に向かって、蓋を滑らせるようにして被せましょう。
    • 蓋をすることで、 酸素の供給を遮断 し、火を消すことができます。
  3. 濡れ布巾で覆う: 蓋がない場合は、 濡れ布巾 で鍋を覆いましょう。
    • 布巾は、 水で濡らしてしっかり絞り水滴が落ちないように しましょう。
    • 鍋全体を覆うように、 手前から奥 に向かって被せます。
  4. 消火器を使う: 消火器 があれば、消火器を使用しましょう。
    • 消火器は、 火元から1~2メートル 離れた場所から噴射します。
  5. 119番通報: 火が消えない場合は、すぐに 119番通報 し、消防車を要請しましょう。

絶対にやってはいけないNG行為

  • 水をかける: 水蒸気爆発 を起こし、火災が拡大する危険性があります。
  • 鍋を移動させる: 火のついた油 がこぼれ、 やけど をしたり、 火災 が広がる危険性があります。
  • マヨネーズや小麦粉をかける: 効果がない だけでなく、 火災 が広がる危険性があります。
  • 慌てて逃げる: 初期消火 が重要です。慌てて逃げずに、 落ち着いて対処 しましょう。

天ぷら油火災を予防するために

  • 火のそばを離れない: 天ぷらを揚げている時は、 絶対に火のそばを離れない ようにしましょう。
  • 温度管理: 天ぷら油の 温度を上げすぎない ようにしましょう。
    • 温度計 を使うのがおすすめです。
  • 油の量: 鍋に 油を入れすぎない ようにしましょう。
  • 換気: 換気扇 を回したり、 窓を開け たりして、 換気 をしましょう。
  • 消火器の準備: 住宅用消火器 を設置しておきましょう。

まとめ

天ぷら油火災は、 適切な対処 をすれば、被害を最小限に抑えることができます。

正しい消火方法 を覚えておき、 NG行為 は絶対にしないようにしましょう。

また、日頃から 火災予防 を心がけることも大切です。

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