「春だし、まだ暑くないから大丈夫!」そう思っていませんか? 実は、春でも熱中症になる危険性があるんです! 特に、車の中は、春の日差しでも想像以上に高温になることがあり、大変危険。今回は、春の熱中症の危険性と、特に気をつけたい車の社内などでの注意点について解説します。
なぜ春でも熱中症になるの?
熱中症は、高温多湿な環境下で、体温調節機能がうまく働かなくなることで起こる症状です。
春は、以下の理由から熱中症のリスクが高まります。
- 体が暑さに慣れていない: 冬の間に体が暑さに慣れていないため、気温の変化に対応しにくい。
- 急な気温上昇: 春は気温が急に上昇することがあり、体が対応しきれない。
- 湿度の上昇: 雨の日などは湿度が高くなり、汗が蒸発しにくくなる。
春の車内は「サウナ」状態!?油断すると命の危険も
春の車内は、特に熱中症のリスクが高い場所です。
- 想像以上の高温: 晴れた日の車内は、春でも短時間で50℃以上になることがあります。ダッシュボード付近は70℃を超えることも!
- 子供やペットは特に危険: 体温調節機能が未発達な子供や、うまく体温を下げられないペットは、短時間でも重度の熱中症になる危険性があります。
- 日陰でも油断禁物: 日陰に駐車していても、車内温度は上昇します。
JAFの実験結果
JAFの実験では、春先から初夏の気候でも、車内の温度は急上昇することがわかっています。外気温が20℃台でも、車内はサウナ状態になる可能性があるので、油断は禁物です。
春の熱中症、こんな症状が出たら要注意!
- めまい、立ちくらみ
- 顔のほてり
- 筋肉痛、筋肉のけいれん
- 吐き気、嘔吐
- 大量の発汗、または汗が出ない
- 頭痛
- 意識障害
春の熱中症を防ぐための対策
- こまめな水分補給: のどが渇く前に、こまめに水分を補給しましょう。
- 服装に注意: 通気性の良い服装を選び、帽子や日傘で直射日光を避ける。
- 適度な休憩: 長時間の外出や作業は避け、適度に休憩を挟む。
- 車内温度に注意:
- 短時間でも子供やペットを車内に残さない。
- エアコンで車内温度を適切に保つ。
- 車内温度が上昇しないように、日陰に駐車するなどの工夫をする。
- 暑さに慣れる: 軽い運動や入浴などで、少しずつ体を暑さに慣らす。
まとめ
春は過ごしやすい季節ですが、油断すると熱中症になる危険性があります。特に、車内での熱中症には十分注意し、適切な対策を心がけましょう。楽しい春を、健康に過ごすために、ぜひ参考にしてください。
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