地震や台風など、自然災害はいつ起こるかわかりません。日頃から防災意識を持ち、住まいのリフォームで手軽にできる対策を取り入れてみませんか?今回は、簡単にできる防災リフォームのアイデアをご紹介します。
日常生活を快適にしつつ、防災にも繋がるアイデア
1. 収納の見直しと固定
- 吊り戸棚や高い位置の収納は、耐震ラッチを取り付ける: 地震の際に物が落下してケガをするのを防ぎます。
- 収納ボックスを積み重ねる際は、滑り止めシートを使う: 地震の揺れで収納ボックスが倒れるのを防ぎます。
- 重いものは低い位置に収納: 地震の際に倒れやすいものを、低い位置に収納することで被害を軽減できます。
2. 照明の見直し
- LED電球への交換: 長寿命で消費電力が少ないLED電球は、停電時にも役立ちます。
- 懐中電灯やランタンの設置: 停電時にすぐに使えるよう、あらかじめ設置しておきましょう。
- ソーラー充電式の照明器具の導入: 電源がなくても使用できるため、非常時に便利です。
3. 水回りの対策
- 止水栓の位置を確認し、分かりやすい場所に表示: 緊急時に素早く止水できるようにしておきましょう。
- 排水口に排水カバーを設置: 大雨時の浸水を防ぎます。
- トイレタンクに水を貯める: 停電時でも使えるように、タンクに水を貯めておくことができます。
4. 家具の固定
- 本棚や食器棚には、転倒防止器具を取り付ける: 地震の際に家具が倒れてくるのを防ぎます。
- テレビやパソコンは、壁掛けにするか、耐震ゲルを使う: 地震の際に倒れてくるのを防ぎます。
5. 玄関周りの対策
- 玄関ドアに補助錠を取り付ける: 防犯だけでなく、地震時のドアの開閉防止にもなります。
- 玄関先に防災グッズを常備: 懐中電灯、ヘルメット、軍手などを置いておくと便利です。
6. その他
- 耐震マットの活用: 家具の下に耐震マットを敷くことで、地震の際の移動を抑制できます。
- 窓に飛散防止フィルムを貼る: 地震や台風で窓ガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぎます。
- 非常食や水を備蓄する: 災害時にすぐに食べられるように、非常食や水を備蓄しておきましょう。
リフォームでできること
- 耐震補強: 壁や柱を補強することで、建物の耐震性を高めます。
- 屋根の軽量化: 屋根の重さを軽くすることで、地震時の建物の揺れを軽減します。
- 窓の強化: 防災ガラスや飛散防止フィルムを貼ることで、窓からの侵入を防ぎ、ガラスの破損による被害を軽減します。
まとめ
リフォームは、住まいの機能性や快適性を高めるだけでなく、防災対策にも有効です。今回ご紹介したアイデア以外にも、様々な防災対策が考えられます。
まずは、ご自身の住まいの状況に合わせて、どのような対策が必要か検討してみましょう。小さなことから始めれば、無理なく防災対策を進めることができます。
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