南海トラフの「トラフ」って一体何? その意味と地震との関係をわかりやすく解説!

「南海トラフ地震」という言葉、ニュースなどでよく耳にするようになりましたよね。

でも、「南海トラフ」の「トラフ」って何のことか、ちゃんと理解している人は意外と少ないのではないでしょうか?

「トラフ」と聞いて、水槽を思い浮かべる人もいるかもしれませんが… 実は全く別物なんです!

今回は、 南海トラフの「トラフ」 について、その意味と地震との関係をわかりやすく解説します。

トラフってなに?

トラフとは、 海底にある細長い溝状の地形 のことを指します。

「舟状海盆」とも呼ばれ、 水深が6,000メートルよりも浅い ものがトラフに分類されます。 6,000メートルより深いものは、「海溝」と呼ばれます。

トラフは、 プレート と呼ばれる地球の表面を覆う巨大な岩盤同士がぶつかり合う場所に形成されます。

南海トラフはどこにあるの?

南海トラフは、 静岡県の駿河湾から、九州の宮崎県沖の日向灘 にかけての海底に位置するトラフです。

南海トラフの位置を示した地図

南海トラフでは、 フィリピン海プレートユーラシアプレート の下に沈み込んでいます。 このプレートの動きが、南海トラフ地震を引き起こす原因となっています。

南海トラフ地震の発生メカニズム

フィリピン海プレートは、年間数センチメートルずつ、ユーラシアプレートの下に沈み込んでいます。

この時、プレート同士が押し合い、 ひずみが蓄積 されます。 そして、ひずみが限界に達すると、 プレート境界が急激にずれ動きます 。 これが、 南海トラフ地震 です。

南海トラフ地震は、 マグニチュード8~9クラス の巨大地震になる可能性があり、 巨大津波 を伴うことも想定されています。

トラフと地震の関係

トラフは、プレートの沈み込み帯に形成されるため、 地震が発生しやすい場所 です。

南海トラフ以外にも、 日本海溝千島海溝 など、日本周辺には多くのトラフが存在し、それぞれが地震の発生源となっています。

まとめ

  • トラフ: 海底にある細長い溝状の地形
  • 南海トラフ: 静岡県から九州沖にかけての海底にあるトラフ
  • 南海トラフ地震: 南海トラフで発生する巨大地震

南海トラフ地震は、 いつ発生してもおかしくない と言われています。

日頃から地震への備えをしっかりとして、被害を最小限に抑えましょう。

参考資料:

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