記録的な大雪に見舞われる地域も多いこの冬。
雪かきに追われる日々の中で、「熱湯をかければ雪が溶けるのでは?」と考えたことはありませんか?
実は、雪かきに熱湯を使うのは、効果が限定的 なだけでなく、危険 も伴うため、おすすめできません。
今回は、雪かきに熱湯を使うことのメリット・デメリット、注意点、そしてプロの見解を交えながら解説していきます。
熱湯で雪かき、効果はあるの?
熱湯をかけると、確かに雪は溶けます。しかし…
- 効果の範囲が限られる: 熱湯の効果は、かけた場所の ごく一部 に限られます。大量の雪を溶かすには、大量の熱湯が必要となり、現実的ではありません。
- すぐに冷めて凍結: 熱湯はすぐに冷めてしまい、 路面が凍結 する可能性があります。かえって危険な状態になることも。
- アスファルトを傷める: 熱湯は、アスファルトを傷める可能性があります。特に、 ひび割れ がある場合は、そこから水が浸透し、凍結することで、さらにひび割れが拡大する可能性も。
熱湯を使う際の注意点
もし、どうしても熱湯を使う場合は、以下の点に注意しましょう。
- やけどに注意: 熱湯を使う際は、 自分や周囲の人にかからないよう に注意しましょう。
- 滑りやすくなる: 溶けた雪で路面が滑りやすくなるため、 転倒 に注意しましょう。
- 少量ずつ使う: 大量の熱湯を使うと、 路面が急激に冷えて凍結 する可能性があります。少量ずつ使うようにしましょう。
- 植物にかからないようにする: 熱湯は、植物を枯らしてしまう可能性があります。 植物にかからないよう に注意しましょう。
除雪のプロはどう考えている?
J-CASTニュースが、除雪のプロに取材したところ、以下の意見が出ています。
- 「お湯はダメ」とまでは言えない: 少量のお湯であれば、雪を溶かす効果はある。ただし、 水でもお湯でも、効果は大きく変わらない。
- 熱湯を使うのはおすすめしない: 積雪で足元が不安定な状況の中、熱湯を使うと やけど の恐れがある。
- 周辺環境への影響: 大量の熱湯を排水溝に流すと、 排水管が破損 する可能性もある。
雪かきの安全な方法
雪かきは、重労働で危険も伴う作業です。安全に雪かきを行うために、以下の方法を実践しましょう。
- スコップやスノーダンプを使う: 雪かき専用の道具を使い、効率的に雪かきを行いましょう。
- こまめに休憩: 無理せず、こまめに休憩を取りながら作業しましょう。
- 複数人で作業: 一人での作業は避け、複数人で協力して行いましょう。
- 服装: 防水性・防寒性の高い服装をしましょう。滑りにくい靴を履き、帽子や手袋を着用しましょう。
まとめ
雪かきに熱湯を使うのは、効果が限定的で、危険も伴うため、おすすめできません。
安全な方法で雪かきを行い、冬を乗り切りましょう。
参考資料:
- J-CASTニュース: 雪かきで「お湯はダメ」助言が続々 本当?除雪の「プロ」の意外な見解
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